富樫は河村をライバル視せず「一緒にいいチームを作って行けたら」バスケ日本代表

富樫勇樹
Photo By スポニチ

　バスケットボール男子W杯アジア2次予選イラン戦（23日）、バーレーン戦（26日、ともに高崎）に向けて都内で合宿中の日本代表の富樫勇樹（29＝千葉J）が20日、オンライン取材に応じた。今季は同じポイントガード（PG）の河村勇輝（20＝横浜BC）がBリーグで日本人トップの1試合平均18・5得点をマークするなど圧倒的なパフォーマンスを披露。富樫にとっては定位置争いのライバルとなるが「今年の彼（河村）のプレーは素晴らしい。PGのポジションは他の選手もたくさん呼ばれているので、もちろん多少の危機感は持ちながらやっている。ただ（河村とは）争いというよりはお互いの良さを出しながら、他の選手の良さも出せるようにと話している。出場時間とかは意識していない。一緒にいいチームを作って行けたら」と語った。

　W杯本大会は日本、フィリピン、インドネシアの3カ国共催で8月25日に開幕する。32カ国（欧州12、米大陸7、アフリカ5、アジア・オセアニア8）が出場し、日本は開催国枠で既に出場権を獲得。1次リーグの組み合わせ抽選会は4月29日にマニラで行われる。アジア予選は今回の2試合が最後。富樫は「代表戦でアピールしなければいけないのはあるが、いい練習もできているのでトムさん（ホーバス監督）の目指している新たなバスケを見せられると思う。しっかり結果にもこだわって、良い形でW杯に向かえればと思います」と視線を上げた。