東大生力士・須山 卒論の口頭試問は「つつがなく終わりました」春場所直前に卒業判定

[ 2023年2月20日 17:46 ]

関取衆の稽古を見つめる須山(撮影・前川 晋作)
Photo By スポニチ

 現役東大生力士の序二段・須山(25=木瀬部屋)が20日、東京都墨田区の同部屋で春場所(3月12日初日、エディオンアリーナ大阪)へ向けての稽古を行った。

 この日は申し合い稽古には参加せず、四股などの基礎運動に加え、腕立てや懸垂、ダンベルを使った上半身トレーニングなどで汗を流した。初場所は3勝3敗で迎えた7番相撲で勝ち越しを決め、序二段上位で臨む春場所では三段目昇進を狙っていく。

 今月上旬には、初場所前に完成させた卒業論文の口頭試問があり「つつがなく終わりました」と一息ついた。卒業判定は春場所直前の3月10日。「たぶん大丈夫です」。無事に卒業が決まった状態で安心して初日を迎えられそうだ。

 今週末から東大の入学試験が始まる。「この時期ですね。3回受けたの思い出します。懐かしいですね~」。最初の受験から7年、当時は考えたこともなかった大相撲の世界に飛び込んだ。史上初の東大相撲部出身力士は、前例のない挑戦で既存の概念を“壊し続けていく”。

続きを表示

2023年2月20日のニュース