坂本花織 女王の貫録V“今季世界最高記録”「SPに引き続きビックリ」

[ 2023年2月1日 04:45 ]

フィギュアスケート八戸国体最終日 ( 2023年1月31日    青森県八戸市・フラット八戸 )

フィギュア成年女子で優勝した兵庫・坂本花織のフリー
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 フィギュアの成年女子フリーが行われ、3月の世界選手権(埼玉)で2連覇を目指す坂本花織(22=兵庫・シスメックス)がショートプログラム(SP)に続きトップの157・13点をマークし、合計238・63点の高得点で優勝を飾った。世界選手権代表の渡辺倫果(20=青森・TOKIOインカラミ・法大)がSP8位から巻き返して2位に入った。

 世界女王の貫禄を見せつけた。坂本は冒頭の2回転半から全ジャンプを次々に成功。出来栄え評価(GOE)で加点を引き出しただけでなく、スピン、ステップも全て最高のレベル4を獲得した。後半の2回転半からの3連続ジャンプでは、軸が斜めになりながらも修正して着氷。「練習でノーミスができていて自信があった」と振り返った。

 国内大会のため国際スケート連盟非公認記録ながらフリー、合計点(155・77点、236・09点)とも自己ベストを上回った。前日のSPも含め全て今季の世界最高記録(フリー148・87点、合計217・68点、ともに島田麻央)も超えた。「SPに引き続きビックリ」と目を丸くした。

 今年に入って早くも3戦を消化。世界連覇へ演技に磨きがかかっている。今月下旬のチャレンジ・カップ(オランダ)を経て、埼玉での大一番を迎える予定。「(高得点を)世界選手権でも出せるようにしたい。本当の本当のパーフェクトにしたい。これだけ練習したから大丈夫と思えるまでやり込みたい」と前向きに語った。

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