貴景勝 “因縁の相手”阿炎指名し三番稽古 初場所雪辱へ8番6勝

[ 2022年12月15日 04:35 ]

貴景勝(右)と三番稽古を行った阿炎(撮影・前川 晋作)
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 大相撲冬巡業最終日は14日、三重・四日市市総合体育館で行われ、大関・貴景勝(26=常盤山部屋)が九州場所優勝の幕内・阿炎(28=錣山部屋)と8番取って6勝2敗だった。

 三つ巴の優勝決定戦で敗れた“因縁の相手”を「やりたいと思ったから」と指名して三番稽古。得意の突き押しの他にも「稽古なのでいろいろなことをやろうと思って」と立ち合いからもろ差しを狙うなど幅広い取り口を試した。「もう先場所は帰ってこない。悔しさを忘れずに前を向いてやっていました」。綱獲りを目指す初場所(来年1月8日初日、東京・両国国技館)へ、雪辱を果たしたい相手という意識は強かった。

 この冬巡業では大関・正代や関脇・若隆景ら上位陣とも積極的に稽古を重ね「実りのある巡業になった」と充実感を示した。「みんなで盛り上げる巡業なので、お客さんが喜んでくれれば」と、横綱不在の中で看板力士としての責任感も十分だった。 

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2022年12月15日のニュース