同じ轍を踏まない 阿部詩「一つ一つ勝ちきる」3日開幕・柔道GS東京大会

[ 2022年12月2日 12:32 ]

阿部詩
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 柔道のグランドスラム(GS)東京大会(3、4日、東京体育館)に出場する女子52キロ級の阿部詩(日体大)が2日、大会開幕を前に東京都内で取材に応じ、「(来年)5月の世界選手権(ドーハ)へ向け、しっかり勝ちきりたい」と抱負を述べた。

 今年10月の世界選手権を制した阿部は、今大会も優勝すれば、来年の世界選手権代表に内定する。24年パリ五輪に向けても大きく前進することになるが、「あまり内定、内定という気持ちで挑むと、そっちに意識が向いて緊張する。一つ一つ勝ちきるつもりでいる」と強調。19年には優勝すれば東京五輪代表に内定するGS大阪大会で準優勝止まりだったこともあり、同じ轍(てつ)を踏むつもりはない。

 世界選手権から帰国後すぐには学生の大会にも出場しており、試合間隔は短い。コンディションについても「試合をできる状況にはある」とトーンは上がらなかったが、臨戦態勢は整ったようす。サッカー日本代表のW杯16強入りにも「本当に刺激を受けている」と自身の力に変えて、3年ぶりの開催となる国内GSに臨む。

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2022年12月2日のニュース