八村が通算2000得点を達成 7回目のダブルダブルもマーク ウィザーズは4試合ぶりに白星

[ 2022年11月3日 09:48 ]

76ersのニアングをかわしてゴール下でシュートに持ち込むウィザーズの八村(AP)
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 ウィザーズは2日、ワールドシリーズ第4戦も行われた敵地フィラデルフィア(ペンシルベニア州)で76ersと対戦。地元ワシントンDCで行われた10月31日のこのカードでは111―118で敗れていたが、連戦となったこの日は121―111(前半57―51)で雪辱して今季の成績を4勝4敗とした。

 クリスタプス・ポルジンギス(27)が30得点、ブラドリー・ビール(29)は29得点をマーク。八村塁(24)は今季最長の33分の出場でフィールドゴール(FG)を13本中5本を成功させて(3点シュートは2本とも失敗)、10得点と10リバウンド、4アシストを稼いだ。

 第1Qには76ersのフォワード、トバイアス・ハリス(30=201センチ)がワンマン速攻から放ったシュートを阻止して今季5つ目のブロックショット(昨季は42試合で9)を記録。第4Qの2分4秒、188センチのタイリース・マキシー(21)とのミスマッチを突く形でゴール下でシュートを決めて10得点目となった。2ケタ得点は7試合連続。この瞬間、NBA155試合目で通算2000得点(2001)に到達した。また第4Q残り44・2秒、ジェームズ・ハーデン(33)が外した3点シュートをキープしたところで10リバウンド目。2021年3月21日のネッツ戦(20得点、10リバウンド)以来2シーズンぶりとなる7回目のダブルダブルも達成した。

 八村は2020年3月13日に77試合目で1000得点に到達しているが、そのときも相手は76ers。1000得点から2000得点までは78試合でクリアした。

 出場時間帯のチームスコアは過去6戦ですべてマイナス(-6→-17→-5→-5→-19→-17→-18)だったが、8戦目で初めてプラス(+14)。この日は第4Qでフル出場するなど、これまでとは違った起用パターンとなった。

 今季は11・0得点(昨季は11・3)、5・8リバウンド(同3・8)。FG成功率は45・5%(同49・1%)、3点シュートの成功率は25・0%(同44・7%)となっている。

 昨季の得点王、ジョエル・エンビード(28)を新型コロナではない病気で2試合連続で欠いていた76ersの連勝は3で止まって4勝5敗。マキシーが32得点、ハーデンが25得点と10アシストをマークしたが、第4Q終盤で振り切られた。
 
 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場5分26秒=2得点)
(1)8分19秒・左サイドから3点シュート=×
(2)8分47秒・右サイドからゴール下=○(アシスト・バートン)
(3)10分22秒・ステップバックからのジャンプシュートをニアングにブロックされる=×
(4)11分48秒・プルアップからジャンプシュート=×
 ▼第2Q(出場9分12秒・4得点)
(5)1分31秒・クーズマが外した3点シュートをフォローしてティップ=○
(6)5分0秒・右ローポストからのパワープレー。ペイント内でターンアラウンドからフェードアウト・ジャンパー=×
(7)5分3秒・自分が外したシュートをフォローしてゴール下=○
(8)5分34秒・ペイント内でターンアラウンドでジャンプシュート=×
 ▼第3Q(出場6分15秒=2得点)
(9)6分57秒・左ベースライン際からステップバックでジャンプシュート=○
(10)8分56秒・左サイドから3点シュート=×
(11)10分52秒・左サイドから正面へのドライブ。左手でレイアップ=×
 ▼第4Q(出場12分=2得点)
(12)2分4秒・マキシーをかわしてゴール下=○(アシスト・クーズマ)
(13)10分56秒・ペイント内でジャンプシュート=×

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