体操女子日本代表、世界選手権の目標は決勝進出 深沢こころ主将「みんなで最高の演技を」

[ 2022年10月5日 20:10 ]

リモート取材に応じた体操女子日本代表の深沢こころ主将
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 体操の世界選手権(29日開幕、英リバプール)に向けて強化合宿中の女子日本代表が5日、リモート会見に臨み、団体総合での決勝進出を目標に掲げた。5人全員が代表初選出というフレッシュなチームで、最年長の深沢こころ(20=筑波大)が今回の合宿から正式に主将に任命された。

 田中光女子体操強化本部長(50)は「みんな真面目で明るいチーム。深沢こころ選手が一番お姉さんで、性格的にも盛り上げが得意なキャラクター」と主将に任命した意図を説明。深沢は「160点以上を取って決勝に進み、決勝でもみんなで最高の演技をしたい」と抱負を口にした。

 田中本部長が欧州選手権を視察し、決勝進出ラインとして設定したのが160点。田中本部長によると、8月の1回目の試技会では156点、9月の2回目の試技会は157点だったが、4日の最後の試技会では4月の全日本選手権で高校生女王となった笠原有紗(18=レジックスポーツ)が怪我のため、渡部葉月(18=中京ジムナスティックスクラブ)が入り、159.550点と、手が届くところまできた。深沢主将は「東京五輪のメンバーはすごい実力だったけど、今回のメンバーも持っている力を発揮できれば、世界に通用すると思うので、自信を持って頑張りたい」と意気込んだ。

 笠原の怪我について田中本部長は「日曜日(2日)に跳馬のユルチェンコ2回ひねりの練習をしている時に怪我をしたと連絡があった。左膝の十字靱帯(じんたい)です」と説明。6日の正式な診断結果を待って判断するが、「状況によってはメンバー交代あるかもしれないし、そのまま行く決断するかもしれない」と話した。

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2022年10月5日のニュース