異例中の異例 大迫 8年ぶりニューイヤー駅伝走る!「活性化したい 注目してもらえる」

[ 2022年10月5日 04:56 ]

GMOインターネットグループの会見に出席した(左から)陸上部部長の安田昌史グループ副社長、熊谷正寿グループ代表、大迫傑、亀鷹律良陸上部監督、駅伝ディレクターの原晋氏
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 マラソン男子の前日本記録保持者で、東京五輪6位の大迫傑(31=ナイキ)が4日、GMOインターネットグループで実業団選手登録を済ませ、来年1月1日のニューイヤー駅伝に参戦すると発表した。海外に活動拠点を置くプロランナーの同大会参戦は異例中の異例。出場すれば、早大卒業後に所属した日清食品グループで1区区間賞を獲得した15年以来、8年ぶりとなる。

 東京都内で開かれた会見に米国からリモート出演した大迫は、「新しいチャレンジをうれしく思う。ニューイヤー駅伝を活性化したいし、僕が走ることでより注目してもらえる」と抱負を述べた。大会は元日の風物詩ながら、注目度やテレビ視聴率は箱根駅伝に大きく劣る。所属はナイキのままプロランナーの立場で参戦することで、後進に新たなキャリアプランも開拓できるとし、「陸上界のゲームチェンジャーになりたい」とも話した。

 契約金は非公表ながら、同社の熊谷正寿代表は「陸上界では夢のある金額」と説明。選手育成や強化にも携わる予定だ。東京五輪後にいったん引退し、今年2月の現役復帰後では初マラソンとなる11月のニューヨークシティー・マラソン後に帰国し、合宿にも参加予定。「優勝を狙う。プラスして、何か価値をつくりたい」という上州路から日本の長距離界に革命を起こす。

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2022年10月5日のニュース