ネッツの渡辺雄太がプレシーズン初戦に出場 16分で10得点&4リバウンド 3Pも1本成功

[ 2022年10月4日 11:16 ]

76ers戦に出場したネッツの渡辺雄太(AP)
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 ネッツの一員となった渡辺雄太(27)が3日、地元ブルックリン(ニューヨーク市)で行われたプレシーズンの初戦で途中出場。前半は出番がなかったが、第3Qはマーキーフ・モリス(33)、デビッド・デュークJR(22)、エドモンド・サムナー(26)、キャム・トーマス(20)らともに出だしからコートに登場し、計16分のプレータイムで10得点、4リバウンドをマークした。

 フィールドゴール(FG)は5本中3本(うち3点シュートは2本中1本)、フリースローは4本中3本成功。第3Qの開始19秒に速攻から左サイドを疾走すると、中央にいたデュークJRのパスを受けて左手でレイアップを決め、これが初得点となった。このとき、現地のテレビのコメンテーターは「運動能力がありサイズもありメンフィス(グリズリーズ)とトロント(ラプターズ)で経験もある。ネッツにとっては面白い存在」と渡辺を評していた。

 第4Qでは5分21秒から登場。6分33秒には再び速攻から左手でレイアップを決め、8分12秒には正面やや右からこの日放った最初の3点シュートを沈めた。

 9分32秒、マッチアップしていた76ersの新人、マイケル・フォスターJR(19)の左ひじが顔面に当たり、審判は「フレイグラント1(過度の反則)」をコール。これによって得たフリースローを2本とも決めて10得点目を記録した。ネッツのベンチメンバーで2ケタ得点をマークしたのは渡辺を含めて3人。ジャズから移籍してきたフォワードのロイス・オニール(29)が17分で11得点、前ペイサーズのガード、サムナーが15分で12得点を記録している。

 試合は76ersが127―108(前半65―62)で勝利。ネッツの先発はケビン・デュラント(34)、ニック・クラクストン(23)、ジョー・ハリス(31)、カイリー・アービング(30)、ベン・シモンズ(26)の5人だった。

 デュラントは13得点、アービングは9得点と4アシスト、3スティール、昨季途中まで76ersに在籍していたシモンズは6得点、4リバウンド、5アシスト、1スティールをマーク。3人とも出場時間は19分だった。

 76ersではジョエル・エンビード(28)やジェームズ・ハーデン(33)は出場しなかったものの、先発したタイリース・マキシー(21)が14分のプレータイムながら両軍最多の20得点。チームの3点シュートの成功は44本中15本(成功率34・1%=ネッツは33・2%)だった。

 なおネッツはこのあとヒート(6日)、バックス(12日)、ティンバーウルブス(14日)のプレシーズンゲームを消化。19日の開幕戦ではペリカンズと顔を合わせることになっている。

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