ソフトボール 山田恵里が今季限りで引退 北京&東京五輪金メダル 走攻守そろった“女イチロー”

[ 2022年9月27日 04:30 ]

山田恵里

 ソフトボール女子で08年北京五輪と昨夏の東京五輪で日本代表主将として金メダル獲得に貢献した山田恵里(38=デンソー)は26日、今季限りでの現役引退を発表した。球団公式サイトで「これ以上突き抜けた結果を出すことは難しいのではないかと思うようになり、そして全く悔いがなくやり切ったのでこの決断に至りました」などとコメントした。

 厚木商から02年に日本リーグ(当時)の日立入り。いきなり本塁打王、打点王などタイトルを総なめにし、走攻守そろった外野手には“女イチロー”の愛称がついた。同リーグの通算成績444安打、46本塁打、210打点はいずれも歴代1位。卓越した打撃技術で代表も長くけん引した。

 10月2日に記者会見を予定している。今後はこれまでの経験を伝えながら「指導者としての勉強をして、ソフトボールに貢献していく」とした。JDリーグはシーズン終盤に突入しており「楽しく完全燃焼していきたい」と誓った。

 ◇山田 恵里(やまだ・えり)1984年(昭59)3月8日生まれ、神奈川県藤沢市出身の38歳。御所見中―厚木商―日立―デンソー。中学時代は男子の野球部に所属し1番遊撃手として活躍。厚木商からソフトボールを始めた。高2、3年時にインターハイ連覇。日本リーグでは首位打者5回、打点王1回、本塁打王1回、ベストナイン14回。五輪は04年アテネで銅、08年北京と昨夏の東京で金メダル。左投げ左打ち。1メートル65。

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