37歳V玉鷲「年齢は関係ない」同い年キプチョゲのマラソン世界記録に“共感”

[ 2022年9月27日 04:30 ]

笑顔で優勝一夜明け会見を行った玉鷲(日本相撲協会提供)
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 大相撲秋場所を年6場所制で最高齢となる37歳10カ月で制した玉鷲(片男波部屋)が26日にオンラインで会見し、改めて激闘を振り返った。

 玉鷲は、優勝を決めた高安戦を前に「1回目で決めよう」と決定戦へ持ち込ませず一発で決める決意を持って臨んでいたことを明かした。勝負が決まった直後は表情を崩さず。「次の相撲があるので邪魔しないように自分の心を静めていこうと」。涙を見せなかった理由は、自身より後に出番のある力士たちへの配慮だったという。

 優勝を決めた日に男子マラソンで世界新記録を樹立したエリウド・キプチョゲ(ケニア)は、玉鷲と同じ84年11月生まれ。角界の鉄人は「同じ気持ちじゃないですか。若手に負けたくない、年齢は関係ないという気持ちですね」と、世界で活躍する同い年のアスリートに共感したことも明かした。

 15日間の激闘を終え、1週間の休みをどう過ごすか問われると「いつも通りの日にしたいですね。それが一番幸せです」と応じた。家族を愛する2児の父。「公園で遊ばせたり、普通の一日を」と家族で過ごす休日を楽しみにしていた。

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2022年9月27日のニュース