九州場所で照ノ富士休場でも横審静観 高村委員長「祈るような気持ちで」再起期待

[ 2022年9月27日 04:30 ]

照ノ富士
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 日本相撲協会の諮問機関、横綱審議委員会(横審)は26日、東京・両国国技館で定例会合を開いた。

 7月の名古屋場所後は新型コロナの感染拡大で中止となっており、2場所ぶりの開催。両膝の故障などで秋場所を途中休場した横綱・照ノ富士については、九州場所(11月13日初日、福岡国際センター)で休場しても静観する構えを示した。

 高村正彦委員長(元自民党副総裁)は「祈るような気持ちで期待している」と再起を願った。また、2人が4勝11敗だった大関陣について、現行のカド番制度や昇進を疑問視する意見もあったという。

 《若隆景は「横綱目指せる」》横審の会合では関脇・若隆景に期待の声が上がった。秋場所11勝で大関昇進への足掛かりを築き、高村委員長は「足腰は初代若乃花(元横綱)をほうふつさせる」と絶賛。初日から3連敗したことを指摘し「序盤戦にも強い若隆景になれば、将来は横綱を目指せる」と語った。37歳で2度目の優勝を果たした玉鷲、千秋楽まで賜杯を争った32歳の高安も話題になった。高村委員長は「末永く頑張ることを期待しても、おかしくない活躍だった」と称えた。

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2022年9月27日のニュース