103連勝中のレスリング藤波朱理が世界選手権欠場 左足リスフランじん帯損傷で全治8週間

[ 2022年9月7日 15:59 ]

藤波朱理
Photo By スポニチ

 日本レスリング協会は7日、オンラインで会見を開き、世界選手権(10~18日、ベオグラード)女子フリースタイル53キロ級代表の藤波朱理(18=日体大)が、左足リスフランじん帯損傷のために大会を欠場すると発表した。全治は8週間。大会は直前に迫っているので、代替選手は派遣しない。

 藤波は公式戦103連勝中の女子レスリング界のホープ。女子日本代表の金浜良ヘッドコーチ(HC)によれば、藤波が受傷したのは現在行われている大会直前合宿の初日で、スパーリングの際に左足に体重を掛けた瞬間に痛めたという。レスリングは今年12月の全日本選手権から24年パリ五輪の代表選考レースがスタートするため、藤波本人、父の俊一コーチ、金浜HCの3者で話し合い、大事を取って欠場を決断したという。

 負傷直後は松葉づえを使用していたというが、現在は歩行が可能となるまでに回復。骨には異常がないため、今後も手術は受けずに治療して全日本選手権を目指す見通し。金浜HCは「大事な試合が続くので、これ以上悪くしてはいけないという判断。もちろんショックだったと思うが、今の(欠場)の判断がいいと思う」と説明した。

続きを表示

2022年9月7日のニュース