稲見萌寧 女子ゴルフ界のレジェンド・樋口久子以来45年ぶり連覇目指し「確率は増えている」

[ 2022年9月7日 12:05 ]

<日本女子プロ・プロアマ>カメラマンに向かってピースサインの稲見萌寧(撮影・井垣 忠夫)
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 女子ゴルフの今季メジャー第2戦、日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯(賞金総額2億円、優勝賞金3600万円)は8日から4日間、京都府城陽市の城陽CC(6555ヤード、パー72)で行われる。

 大会連覇を目指す稲見萌寧(23=Rakuten)は7日、プロアマ戦でアウト9ホールを回るなどして最終調整を終えた。5日のトレーニング後に持病の腰痛が再発し、その日は一度もフルスイングができない状態になったというが、その後、練習量を減らしながら患部をケアし、今季メジャー第2戦の開幕にこぎ着けた。

 不安材料を抱えてはいるが、連覇への意気込みを問われた稲見は「頑張ろうって感じです」と笑顔。意外にその表情は明るい。

 「一回、達成できたのでゼロではなくなりました。確率は増えたのかなと思います」

 昨年のこの大会で待望のメジャー初制覇。2週前のニトリ・レディースでは自身初の大会連覇も達成した。日本女子プロ選手権での大会連覇は1976、77年の樋口久子以来、45年ぶり2人目の快挙となるが、可能性を感じながらの連覇挑戦になる。

 賞金女王に輝きながら昨季は2位に終わった年間女王の座を争うメルセデスランキングは現在、首位を走る山下美夢有(21=加賀電子)と130・81点差の3位。ここまでトップ10入りはこの部門トップの15回と安定感は抜群。今大会を連覇して400点を獲得すれば、無条件に首位が入れ替わる好位置に付けている。

 「京都初上陸です」という今週は京都の食材、九条ネギを使ったすき焼きなどを楽しみながらリラックス。タイトル争いを左右する秋の大一番へV候補の筆頭として挑む。
 

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2022年9月7日のニュース