【バドミントン】初戦突破の桃田賢斗「調子乗っちゃいました」観客からの「うまーい」に奮起

[ 2022年8月22日 21:41 ]

バドミントン世界選手権第1日 ( 2022年8月22日    東京体育館 )

男子シングルス1回戦でメキシコ選手に勝利した桃田賢斗=東京体育館
Photo By 共同

 大会が開幕し、男子シングルス1回戦で世界ランキング2位の桃田賢斗(NTT東日本)は同82位のリノ・ムニョス(メキシコ)を2―0(21―16、21―14)のストレートで下し、順当に2回戦に進出した。初対戦の格下を寄せつけず、37分で勝負を決めた。「入場する時は凄く緊張した。途中から落ち着いていろいろなショットを確かめながらプレーすることができた。失点はある程度、仕方ないと思っていた」と振り返った。

 久々の国内有観客試合による高ぶりもあった。第1ゲーム、相手の高い打点のショットを対角線に鋭く落とすカットが決まる。「カットで決めた時に後ろで小さい女の子が“うまーい”って言ったのを聞いて、もう一回見せたいなと思ってしまった。そこから失点してしまった」と苦笑いで語る。

 「よしっ、と思ったところで“うまーい”が出たので調子乗っちゃいました」と振り返り「久しぶりのファンの方々の前で試合する機会で見せたい気持ちが強すぎて自分を見失う場面があった。明日は冷静にプレーしたい」と自戒も込めた。

 20年1月の交通事故以来、コロナ禍などもあり、国内では無観客試合が続いていた。「応援されるのは凄いうれしい。試合をしていて気持ち良かった」と改めて実感を込めつつ「自分のプレーを見失うと一気にやられる。絶対勝つ気持ちを持ってプレーしたい」と足元を見つめ直した。

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