【体操全日本インカレ】女子個人総合は深沢こころが初制覇 団体は日体大がV9達成

[ 2022年8月22日 21:21 ]

<全日本学生体操選手権>大会後、花束を贈られた世界選手権日本代表の4人(左から)橋本大輝、土井陵輔、坂口彩夏、深沢こころ
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 体操の全日本学生選手権(インカレ)最終日は22日、三重県・四日市総合体育館で行われ、女子個人総合は、世界選手権(10月29日開幕、英リバプール)の日本代表に初選出された深沢こころ(筑波大3年)が52・600点で初優勝を飾った。団体総合は日体大が9年連続53度目の頂点に立った。

 深沢は4種目合計ではトップだったものの、得意とする段違い平行棒は2位。離れ技でバーに脚を当て着地ももやや乱れた。この種目での貢献度を期待されての代表入りだけに、「正直言うと、今回の大会は全種目ぐだぐだ。一種目ずつ完璧な演技ができての優勝ではないので、心の底からは喜べない。優勝できたことは今後の自信にはなるかな」と苦笑い。初の大舞台に向け、「私がチームで一番年上なので、しっかり年長者としてチームをまとめたい。この大会で得た課題を修正して最高の演技を4種目そろえられるように頑張りた」と表情を引き締めた。

 同じく日本代表で、個人総合2連覇を狙っていた坂口彩夏(日体大2年)は跳馬のユルチェンコ2回ひねりの着地に失敗して3位に終わった。それでも団体戦の連覇は死守。「このインカレは日体大として優勝を目標にしていたので、自分のミスから始まってしまったのでチームに対して申し訳なく思った。でも、そこから立て直してチームに貢献できるように頑張れた」と安どした。世界選手権に向けては「得意種目でチームに貢献できるように練習を積んでいきたい。全員が初先出なので雰囲気も良くして本番で演技をつないでいけたら」と抱負を語った。

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2022年8月22日のニュース