1部昇格の花園が新シーズンへ始動 スコットランド代表の新戦力トゥーリスも参加

[ 2022年8月22日 18:30 ]

今季から花園でプレーするスコットランド代表のベン・トゥーリス
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 ラグビーリーグワン1部の花園(旧近鉄)は22日、本拠地、花園ラグビー場で12月に開幕する新シーズンに向けて始動した。花園は昨季2部リーグで優勝。今季は4シーズンぶりに1部で戦う。この日は選手個々の体力測定などを行った後、和歌山へ移動。当地で26日まで合宿を張る。

 今回の合宿にはスコットランド代表26キャップのロック、ベン・トゥーリス(30)も参加している。

 7月25日に来日。痛めている右膝は万全ではないというが、シーズン開幕は12月。「徐々に走れるようにしていけばいい」と焦りはない。2019年W杯でも来日。日本でプレーするにあたっては在京チームという選択肢もあったが、昨季、大阪(旧NTTドコモ)でプレーしたスコットランド代表CTBニック・グリッグ(29)らから情報を収集し「大阪のチームの方がより温かく優しい雰囲気で歓迎してくれているように感じたので」と花園でのプレーを決意した。

 2メートル1、119キロの巨漢ながらセールスポイントはハードワーク。「ラインアウトなどのセットプレーもそうですが、試合ではワーク・レートを見てほしい」と話す。

 オーストラリア代表76キャップの司令塔クウェイド・クーパー(34)が8月6日のアルゼンチン戦で左アキレス腱を断裂する大けがを負い、チーム合流には半年以上を要する見込み。昨季の2部で得点王(80点)に輝いたチームの支柱を欠く苦しい船出となったが、就任2年目の水間良武ヘッドコーチ(44)は「チーム編成はいないものとして進めます。目標はトップ4」と強気の姿勢を崩してはいない。

 今回の合宿でトゥーリスら新戦力が鈍な存在感を見せるか、楽しみだ。

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2022年8月22日のニュース