まるでボルト!! ボツワナ19歳・テボゴが100mで9秒91 ラスト20m遊んでU20世界新記録

[ 2022年8月3日 15:30 ]

200メートルは2位で100メートルとの2冠を逃したテボゴ(ロイター)

 陸上のU20(20歳未満)世界選手権は2日、コロンビアのカリで行われ、男子100メートル決勝でレツィレ・テボゴ(19=ボツワナ)が、U20世界新記録となる9秒91をマークして金メダルを獲得した。

 アフリカの小国、ボツワナの19歳が圧巻のパフォーマンスを披露した。好スタートを決めると0・8メートルの追い風を背に序盤からリードを奪う。ラスト20メートルで右を向いて右手でアピールしながらフィニッシュ。自身が保持していた記録を0秒03更新するニューレコードを樹立した。

 ボルトをほうふつさせるレースだった。9秒58の世界記録保持者、ウサイン・ボルト氏(ジャマイカ)は、08年北京五輪の決勝でラスト20メートルで両手を広げて右を向き、右手で胸をたたいてフィニッシュ。当時世界新となる9秒69で金メダルを獲得した。

 ツイッターでは「テボゴ速すぎ…ネクストボルトの一番手に上がってきた…」「今日のテボゴ、完全に北京五輪のボルト」などの声が上がった。

 柳田大輝(19=東洋大)は10秒24で6位だった。

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