男子ゴルフ賞金2位桂川有人「失敗を怖がらずに」今秋の米下部ツアー予選会挑戦に意欲

[ 2022年8月3日 13:26 ]

全英土産のヘッドカバーを付けたパターで国内メジャー初制覇を目指す桂川有人
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 男子ゴルフの今季メジャー第2戦、日本プロ選手権(賞金総額1億5000万円、優勝賞金3000万円)は4日から4日間、静岡県三島市のグランフィールズCC(7219ヤード、パー71)で行われる。自身初の海外メジャー挑戦だった3週前の全英オープンで日本人最高の47位に入ったプロ3年目の桂川有人(23=国際スポーツ振興協会)は3日の練習ラウンド後、今秋の米下部ツアー、コーンフェリー・ツアーの最終予選会挑戦に意欲を示した。

 「今年、せっかくうまくきているので挑戦したいです。失敗を怖がらず、失敗してもいいので楽しみたい。旅というか、そういう感覚で」

 今季国内ツアーは4月のISPSハンダ欧州・日本トーナメントで念願のツアー初優勝を飾るなど10試合に出場してトップ3入りが4度。賞金ランキングも首位・比嘉一貴(27=フリー)に約300万円差の2位と2020年のプロ転向後、最高の成績を残している。10月10日時点の日本ツアーの賞金ランキング上位5人に入っていれば米下部ツアーの最終予選会から参加できる。今季前半戦の好調さを見れば、この挑戦を桂川が“既定路線”と考えるのは至極自然なことだ。

 全英出場後は米ツアー、ロケットモーゲージ・クラシックのマンデー予選会に挑戦。この試みは失敗に終わったが、その後、米ジョージア州サバンナまで足を伸ばし、米下部ツアー最終予選会の会場となるザ・ランディングスGCを視察。コース攻略のイメージを膨らませてきた。

 米下部ツアーの最終予選会は10月31日から11月7日の日程で実施される。同週には国内でマイナビABC選手権が行われている。日本ツアーの賞金王争いが佳境に入る時期でもあるが「賞金王よりはアメリカ挑戦の方が優先順位は上」と桂川。強い来季の米下部ツアー参戦を目指す。

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2022年8月3日のニュース