3年ぶりV目指す石川遼「ゴルフに懸ける情熱が熱すぎるんでそれに注意」後半戦開幕前に意気込み

現時点でのゴルフの状態などについてジェスチャーも交えて説明する石川遼
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　男子ゴルフの今季メジャー第2戦、日本プロ選手権（賞金総額1億5000万円、優勝賞金3000万円）は4日から4日間、静岡県三島市のグランフィールズCC（7219ヤード、パー71）で行われる。この試合から今季男子ツアーの後半戦がスターとする。

　2019年12月の日本シリーズを制して以降、優勝がない石川遼（30＝CASIO）は試合のなかったこの5週間、主に体力強化に時間を充てた。この間、しっかり休養も取り、体力、気力ともに充実した状態での後半戦初戦となる。

　「自分のゴルフの状態は変わってきてますね。暑さに注意ですけど、自分の中ではゴルフに懸ける自分の情熱が熱すぎるんでそれに注意です。それくらい自分の中では今は楽しいし、燃えてます」

　2年前から取り組んでいるスイング改造はこれまでメインテーマだった「形」の習得からそこに「感性」を注ぎ込む次の段階に入ったという。

　今季の前半戦は9試合に出場し、トップ10に入ったのは5月中日クラウンズの7位だけ。賞金ランキングも39位と数字上は不本意なシーズンとなっているが、石川の表情は明るい。シーズン中断前に反転攻勢の時期を「秋以降」と明言していたことについても「先伸ばしにするのは印象的には良くないかもしれないですけど自分の中では焦ってないということが言いたいだけなんです」と余裕の笑顔を見せた。

　4日の大会初日は午前8時25分にインの10番から時松隆光（28＝ロピア）、片岡尚之（24＝フリー）と同組でラウンドする。