柔道男子100キロ超級・斉藤 VSリネールに「対抗できる」、7月初生観戦で刺激

[ 2022年8月3日 05:25 ]

柔道男子日本代表強化合宿、稽古する100キロ級超の斉藤(上)
Photo By 代表撮影

 柔道の世界選手権(10月、タシケント)男子100キロ超級日本代表の斉藤立(たつる、国士舘大)が2日、強化合宿が行われている宮崎県延岡市で取材に応じ、打倒リネール(フランス)へ「(組み手を)持ち合えば対抗できる」と攻略に自信を示した。

 大舞台への前哨戦となるはずだった7月の国際大会は右膝故障などの影響で欠場したが、鈴木桂治監督に促されて現地視察。五輪と世界選手権で計12度頂点に立った“絶対王者”の試合を初生観戦し「断トツで王者という感じだった」と人生最大級の刺激を受けた。

 リネールとは高校時代に一度だけ乱取りで組み合ったという。「あんなにデカいのに組み手が速くてうまい」と肌で感じ取った情報を、今回の視察でアップデート。2カ月後へ迫る本番へ、具体的な攻略法は「あまり言いたくない」としたが、それも準備が整いつつある証拠。体格や技の切れは世界屈指の20歳は「いかに2本持つかを練習する。人生の全てを懸けて戦う覚悟」と鋭い眼光を放った。

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