マイル侍、メダルへ“最古の日本記録”超え「1人でなく複数出れば」世界陸上から帰国

[ 2022年7月26日 19:08 ]

成田空港に到着した男子1600メートルリレーの(左から)佐藤、ウォルシュ、中島
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 24日まで行われた陸上世界選手権の日本代表本隊が26日、米オレゴン州から成田空港に帰国した。男子1600メートルリレーで日本新記録で4位に入った佐藤風雅(那須環境)、川端魁人(中京大ク)、ウォルシュ・ジュリアン(富士通)、中島佑気ジョセフ(東洋大)は来年の世界選手権、24年パリ五輪に向けて手応えをつかんだ。

 1走の佐藤は個人でも準決勝に進んでおり、「(リレーで)3位との0・7秒を縮めるビジョンがが見えている」と強調。男子400メートルの日本記録は高野進が91年6月16日に出した44秒78。五輪種目では男女を通じてトラック最古の記録となっている。佐藤は「(個人の)決勝ラインは44秒中盤から後半。高野先生の日本記録を抜くことが決勝に行くための必要条件」とし「個人に出場するなら、そこを目標に、3人そろえばもっとマイルも強くなる。44秒78を突破する選手が1人でなく複数出れば強くなる」と熱く語った。

 2走の川端も「メダル獲得には個人の走力アップが必要。個人で44秒台を出して、2走を務めたい。マイルでは43秒台ならメダルに近づく」と語り、3走のウォルシュも「個人の力をつける時間が取れる。1人1人力を付けて、来年はメダルを目指す」と意気込む。アンカーの中島も「最後の最後までメダルを見ながら走れた」と振り返り「メダルの常連国になれるように頑張りたい」と話した。

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2022年7月26日のニュース