霧馬山 筋トレで目指すは“霧島ボディー” 師匠譲りのつり出し習得で3場所連続2桁勝利へ

[ 2022年7月6日 17:32 ]

霧馬山(左は貴景勝)
Photo By 代表撮影

 大相撲の幕内・霧馬山(26=陸奥部屋)が6日、稽古後に報道陣の電話取材に応じた。この日は約15番、若い衆との申し合い稽古で汗を流し、名古屋場所(10日初日、愛知・ドルフィンズアリーナ)に向けて調整した。

 6月6日~22日の出稽古期間は、荒汐部屋と追手風部屋にほぼ毎日通い詰めた。「若隆景関や若元春関とやりたかった」と稽古相手を求め「久しぶりの出稽古で凄く良いなと思った」と満足。連日の猛稽古で貴重な17日間を有効活用した。

 出稽古の他に筋力トレーニングにも力を入れている。ジムでトレーナー指導の下、約2時間のトレーニングを週3回行っており「足りない筋肉を考えながら」と下半身や背筋を鍛え上げた。師匠の陸奥親方(元大関・霧島)は現役時代、筋骨隆々の体から繰り出す力強いつり出しを得意としていた。「昔の相撲とかずっと見ています」と師匠や元横綱・千代の富士の相撲を日々研究。「親方の現役の時の体を目指して頑張る」と“霧島ボディー”に憧れる。筋トレの成果は「そのうち変わってくると思う」と今後に期待を持たせた。さらに背筋力が付けば師匠譲りの豪快なつり出しを得意技の一つにできるようになる。

 上位陣と総当たりする地位で直近2場所連続10勝。三役復帰を狙う名古屋場所へ「勝っても負けても自分の相撲を取る」と力を込めた。

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2022年7月6日のニュース