女子59キロ級 元木が世界切符、全日本選抜初V&PO制す 父子五輪出場挑戦

[ 2022年6月17日 05:20 ]

<全日本レスリング選抜選手権>女子59キロ級プレーオフ、屶網(右)に勝利し天を仰ぐ元木(撮影・木村揚輔)
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 レスリングの明治杯全日本選抜選手権第1日は16日、東京・駒沢体育館で世界選手権(9月、ベオグラード)代表選考会を兼ねて計8種目が行われ、非五輪階級の女子59キロ級で元木咲良(さくら、20=育英大)が初優勝。その後のプレーオフも勝ち、代表に内定した。父・康年氏は00年シドニー五輪のグレコローマン63キロ級代表。初の日本一から父子五輪出場にチャレンジする。

 女子59キロ級で元木は決勝、プレーオフと昨年の全日本女王の屶網(なたみ)さら(至学館大)に連勝して代表に内定。「準々決勝、準決勝と動きがひどかったが(その後は)練習通りに力を出せたので良かった」と喜んだ。

 父の影響で3歳で競技を始めたが、昨年7月に右膝の前十字じん帯を断裂。1月に練習を再開するまでふさぎ込むことが多かったというが、両親から「咲良以外は誰も諦めてないよ」と言われ奮起。初の大舞台へ「自信を付けて、(五輪階級に)上げるか下げるかを決めたい」と話した。

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