アマ世界1位・中島啓太は松山英樹と最終調整「先輩はホントに優しい」

[ 2022年6月16日 05:21 ]

松山英樹(右)と談笑しながら練習ラウンドする中島啓太
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 男子ゴルフの今季海外メジャー第3戦、全米オープンは16日(日本時間同日)から4日間、米国マサチューセッツ州ブルックラインのザ・カントリークラブ(7254ヤード、パー70)で行われる。開幕前日の15日、世界アマチュアランキング1位・中島啓太(21=日体大4年)はアウト9ホールを視察した12日に続き、2021年マスターズ王者の松山英樹(30=LEXUS)と肩を並べてイン9ホールをチェックした。

 「ホントにまず優しくて、面倒見てくれるのは凄くうれしいですし、練習ラウンド2回もご一緒させてもらって学ぶものは多かったと思います」

 コース攻略術とそれに伴う番手の選択法、さらにゴルフ場以外の私生活の過ごし方についても松山からアドバイスを受けた。

 松山と中島。その風貌やゴルフスタイルは違うが、ここまでの経歴には共通点が多い。日本ツアーでのアマチュア優勝、アジア・パシフィック・アマチュア選手権優勝、世界アマチュアランキング1位、アマチュアでのマスターズ出場……。これまで自分が歩いてきた道を懸命に追い掛けてくる中島に松山は後継者として大きな期待を寄せているようだ。

 松山とは宿泊先も同じ。中島も利用するホテルのジムで汗だくになりながらトレーニングする松山を目撃し、心が高鳴った。どういう努力によって自分が目指すあの体のキレや打球の重さが生み出されるのか。松山はゴルフ場の外でもこの先、中島が歩むべき道を示してくれたという。

 「全米オープンは(海外メジャーの中で)一番難しいっていう印象があります。我慢強くプレーするっていうのが合う大会だと思うので、それをしっかりやり切っていい順位で終われたらなと思ってます。4日間プレーして簡単には終わりたくないと思ってます」

 松山から受け継いだ“帝王学”を胸に日本人初のローアマチュアを目指す。
 

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2022年6月16日のニュース