松山「いい調整ができている」2週前の失格から巻き返しへ 全米OP16日開幕

[ 2022年6月16日 05:20 ]

調整する松山英樹(右)と中島啓太=ザ・カントリークラブ
Photo By 共同

 男子ゴルフの今季海外メジャー第3戦、全米オープンは16日(日本時間同日)から4日間、米マサチューセッツ州ブルックラインのザ・カントリークラブ(7254ヤード、パー70)で行われる。21年マスターズに続く海外メジャー2勝目を目指す松山英樹(30=LEXUS)は14日、取材に応じ、好感触をアピール。失格した2週間前からの巻き返しを誓った。

 12、13の両日に各9ホールをチェックした松山はこの日、コースには出ず、午前10時過ぎから約4時間、練習場で調整を進めた。

 「いい感じで調整はできていると思うので試合までにもう一日、いい準備をしたい」

 打球練習場では新旧アマ世界1位が隣り合わせ。現世界アマチュアランク1位・中島啓太の求めに応じて助言するシーンもあった。

 使用クラブの規定違反により2週前のメモリアル・トーナメントは大会初日の前半9ホールを消化したところで失格。今大会は今季海外メジャー第2戦の全米プロ以来、ほぼ4週間ぶりの実戦となるが、この間は拠点のあるフロリダでじっくり調整した。今季、松山を悩ませてきた首痛については「(不安が)なくなることはない」としつつも痛みがない状態にまで回復してきた。

 今回の開催コースは619ヤードの14番パー5など距離の長いホールもあるが、全長は7254ヤード。松山が「もっと長いコースを想像していた」というように同じパー70で実施された18年シネコックヒルズの7440ヤード、20年ウイングドフットの7477ヤードに比べれば短い仕様。首に負担を強いる極端なパワーゴルフを必要としない点は好材料と言える。

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