黄金世代No.1は奈紗!圧倒5差で米6勝目 15番でスーパーイーグル!無双状態15アンダー

[ 2022年4月26日 05:30 ]

米女子ゴルフツアー DIOインプラントLAオープン最終日 ( 2022年4月24日    カリフォルニア州 ウィルシャーCC=6447ヤード、パー71 )

今季初優勝を飾り、トロフィーを手に笑顔の畑岡奈紗(AP)
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 単独首位で出た畑岡奈紗(23=アビームコンサルティング)が1イーグル、4バーディー、2ボギーの67とスコアを伸ばし、通算15アンダーで今季初優勝を飾った。前週のロッテ選手権の予選落ちから1週間でショットを修正し、神がかり的なパットともかみ合い、2位に5打差の圧勝劇で鮮やかな“バウンスバック”。黄金世代のトップランナーが昨年9月アーカンソー選手権以来となる米通算6勝目を飾った。

 神がかっていた。15番パー5。好調なショットで2オンすると、段の上から10メートルの下りのパットを沈める。「15番のイーグルでほとんど勝てるかなとホッとした。本当にパッティングに助けられた」。後続を突き放すスーパーイーグル。カリフォルニア特有のポアナ芝も読み切った。2位に5打差、圧巻の独走Vだった。

 「(ジョーダン)スピースがマスターズ予選落ち、翌週RBCヘリテージで勝った。比べものにならないけど、ゴルフは1週間で変わると思った」。畑岡もまた、予選落ちしたロッテ選手権とは別人だった。早めにロサンゼルス入りし、ボールの位置や、トップからの切り返しで胸を回して打つことを中心にスイングを見つめ直した。

 時には1時間半も日本にいるコーチとビデオチャットをつないだ。風の強いハワイではやや右に置いたボールを左めに戻し、立ち位置もボール1個分近づけた。3月のHSBC女子世界選手権からドライバーもスピン量を減らし、ランが出やすいものに替えた。修正したショットと神がかり的なパットがかみあい、無双状態となった。

 6番では第1打を右に曲げ、アプローチもミスしながら返しの6メートルパットを沈め、ボギーで耐えた。4日間の激闘を終えると2学年下の古江から祝福のウオーターシャワーを浴び、流ちょうな英語で優勝インタビューもこなした、黄金世代のトップランナー。「これから毎月のようにメジャーが来る。コースマネジメントをしっかりして回れたら、メジャーでも勝てるんじゃないかと思う」。次のメジャーは6月2日開幕の全米女子オープン。悲願成就へ、機は熟した。 

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2022年4月26日のニュース