八村が21得点 今季の3P成功は48本で自己記録を更新 ブロックショットも最多タイ

[ 2022年4月2日 10:40 ]

ゴール下でフィニースミスの反則を受けるウィザーズの八村(AP)
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 プレーオフ進出の可能性が完全に消滅したウィザーズは1日、地元ワシントンDCですでに無条件でのプレーオフ進出が決まっている西地区全体3位のマーベリクスと対戦。135―103(前半67―53)で勝利を収めて34勝43敗となり、ニックスと同率ながら東地区全体12位から11位に順位をひとつ上げた。

 11月27日の対戦でも120―114で勝っており、このカードは昨季2戦2敗だったものの今季は2戦2勝。勝った試合での32点差は今季最大となった。ケンタビアス・コールドウェルポープ(29)が今季自己最多の35得点をマーク。クリスタプス・ポルジンギス(26)も24得点を稼ぎ、チームはここ5戦で4勝目を挙げた。

 八村塁(24)は8試合連続で先発。最初に放った3点シュートは失敗したものの、第1Qの7分32秒に右エルボー付近からプルアップでのジャンプシュートを決めてこれが初得点。その50秒後には左のコーナーから3点シュートを決めた。この時点で八村は今季37試合目で46本目の3点シュートを成功。昨季は57試合で45本だったが、今季はそれよりも20試合早い段階で1本上回った。

 第2Qの6分14秒、フリースローの1本目を決めて10得点。2ケタ得点は今季24回目となった。さらに後半開始早々にはドンチッチが試みたゴール下のシュートをクリーンにブロック。29日のマジック戦では2度、相手のシュートを阻止して21試合ぶりにブロックショットを記録していたが、ここ2試合では3つとなった。今季通算では8。八村のブロックショット数はルーキーシーズンが8、昨季が7。フォワードとしては決して多い数字ではないがこれも自己最多記録を更新する段階に入ってきた。

 八村は第4Qにこの日3本目の3点シュートも成功して21得点。3月29日のブルズ戦で記録していた今季の自己最多得点に並んだ。結局、29分の出場でフィールドゴール(FG)を14本中8本(うち3点シュートは4本中3本)決めて21得点と5リバウンド(オフェンス2本)、4アシスト、1スティール、1ブロックショットとターンオーバー以外のすべての個人記録に数字を記入。今季平均では10・9得点で、昨季32・8%だった3点シュートの成功率は47・1%(102本中48本)となった。

 マーベリクスの連勝は3で止まって48勝30敗。ルカ・ドンチッチ(23)が36得点を挙げたものの一度もリードを奪うことなく敗れた。ポルジンギスとの交換でウィザーズからマーベリクスに移籍したスペンサー・ディンウィディー(28)は8得点でダビス・バターンズ(29)は無得点。この試合はロード4連戦の2試合目で、3日には東地区全体2位のバックスと顔を合わせることになっている。

 <八村の全オフェンス>
 ▼第1Q(出場9分4秒=5得点)
(1)3分21秒・速攻から左サイドで3点シュート=×
(2)4分48秒・右ローポストからインサイドに突入してゴール下=×
(3)6分42秒・右エルボー付近からプルアップでジャンプシュート=〇(アシスト・アブディヤ)
(4)7分32秒・左コーナーから3点シュート=〇(アシスト・スミス)
 ▼第2Q(出場7分21秒=5得点)
(5)5分21秒・右サイドから正面に切り込んでゴール下=〇(アシスト・スミス)
(6)5分54秒・オフェンス・リバウンドをキープしてゴール下=〇
*6分14秒・フリースロー2本=〇×
(7)8分56秒・フリースローラインからジャンプシュート=×
(8)9分12秒・速攻から左サイドを疾走。両手でダンクに持ち込むもクリバーにブロックされる=×
 ▼第3Q(出場9分55秒=8得点)
(9)2分46秒・正面やや右から3点シュート=〇(アシスト・サトランスキー)
(10)3分42秒・速攻から左サイドで3点シュート=×
(11)5分10秒・左エルボー付近からプルアップでジャンプシュート=〇(アシスト・キスパート)
(12)7分12秒・左サイドを突破してゴール下。チャージングをコールされるもビデオチェックで判定変わる。クリスの反則に変更され3点プレー成立=〇
*フリースロー1本=〇
(13)7分56秒・右エルボー付近からプルアップでジャンプシュート=×
 ▼第4Q(出場2分21秒=3得点)
(14)7分28秒・右サイドから3点シュート=〇(アシスト・スミス)

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