ラグビー女子W杯の公式ホイッスルツアー 日本からベトナム、アジア、オセアニアなど14カ国を走行予定

[ 2022年3月16日 19:11 ]

 ラグビー女子W杯の開幕戦用のホイッスルを自転車などで運ぶツアーでエコパに立ち寄ったヌンさん(前列左)とルトランドさん(同右)。
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 ラグビー女子W杯ニュージーランド大会の開幕戦(10月8日、南アフリカ―フランス)で使用する公式ホイッスル(笛)を、東京から自転車などで届けるチャリティーツアーを行っているロン・ルトランドさん(47)、アダム・ヌンさん(28)が16日、静岡県袋井市のエコパスタジアムに立ち寄った。

 ともに南アフリカ出身のサイクリストコンビは、14日午後、19年男子W杯開幕戦の会場・味の素スタジアムを出発。19年男子W杯でも同様のホイッスルツアーに参加し、大会のエコパでの日本代表―アイルランド代表も観戦したルトランドさんが「経験したことのない素晴らしい雰囲気でした」と再訪を熱望し、静岡県関係者やエコパを拠点に活動する女子7人制ラグビーチーム、アザレア・セブンのメンバーらの歓迎を受けた。

 「(道中の)アップダウンが激しく、風が強くてきつかったけれど茶畑など景色が良かったです」とルトランドさん。初来日のヌンさんも「素晴らしい場所」と声を弾ませた。

 2人は西に向けてペダルをこぎ、四国、九州などを経て来月、ベトナムに渡り、アジア、オセアニアなど14カ国約1万6000キロを走行予定。ラグビー女子W杯ニュージーランド大会の公式パートナーで国際輸送物流会社のDHLのサポートで、走行距離に応じてラグビーを通した青少年の育成を目指す基金に寄付が送られる。

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2022年3月16日のニュース