スノボ男子HP・平野海祝 兄・歩夢とともに兄弟で決勝進出 メダル獲得へ

[ 2022年2月9日 15:14 ]

北京五輪第6日・スノーボード・ハーフパイプ男子予選 ( 2022年2月9日    雲頂スノーパーク )

<スノーボード男子ハーフパイプ予選>ガッツポーズを決める平野海祝(ロイター)

 スノーボード男子ハーフパイプ予選が9日、北省張家口の雲頂スノーパークで行われ、平野海祝(かいしゅう、19=日大)が出場。兄・2大会連続銀メダルの平野歩夢(23=TOKIOインカラミ)とともに決勝進出を決めた。

 男子予選は、平野歩夢がトップバッターで、W杯通算2勝の平野流佳(19=太成学院大)が2番目、昨季世界王者の戸塚優斗(20=ヨネックス)が3番目、平野歩の弟、海祝(19=日大)が11番目に登場。今大会を最後に引退する五輪3度の王者、ショーン・ホワイト(35=米国)は23番手で滑走した。

 2回の試技のベストスコアで争われる予選。平野海祝は1本目で74・75点、2本目で77・25点の全体9位で、上位12人による決勝へ進出した。11日に行われる決勝は、3回の試技のベストスコアで争われる。

 平野歩夢は1回目に87・25点で2位に付け、2回目はファーストトリックからダブルコーク1440、キャブ(逆)ダブルコーク1440と横4回転のコンボ(連続)に成功。18年平昌(ピョンチャン)五輪の決勝3回目に五輪史上初めて成功させて95・25点をマークし、銀メダル獲得につながった連続技を余裕を持って成功。トップ通過で貫禄を見せた。

 ◇平野 海祝(ひらの・かいしゅう)2002年(平14)10月14日生まれ、新潟県出身の19歳。14年ソチ五輪で次兄の歩夢が銀メダルを獲得したことに刺激を受け、12歳でスノーボードを開始。18年世界ジュニア選手権で3位、20年冬季ユース五輪で2位。今季W杯種目別総合順位は7位。新潟・開志国際高―日大。1メートル65、60キロ。長兄・英樹(えいじゅ)さんとの3兄弟の末っ子。尊敬するアスリートはイチロー。

 ◇スノーボード・男子ハーフパイプ 半円筒状のコースで両側の壁を往復しながらジャンプ、回転などの演技を行い、採点による得点で争う。1度の滑走で5~6回のトリック(技)を行う。6人の審判員が1人100点満点で採点し、最高点と最低点を除いた4人の平均点が得点となる。予選は2回、決勝は3回ずつ滑り、それぞれ最も高い得点が採用される。予選の上位12人が決勝に進む。決勝のスタート順は、予選の成績下位からとなる。

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