【大阪国際女子マラソン】松田瑞生 大会新&自己新で3度目Vも「悔しい。目標は達成出来なかった」

[ 2022年1月30日 14:40 ]

大阪国際女子マラソン ( 2022年1月30日    大阪市・ヤンマースタジアム長居発着、42・195キロ )

<第41回大阪国際女子マラソン>自己新&大会新記録で優勝した松田瑞生(撮影・坂田 高浩)
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 大阪国際女子マラソンが30日、大阪市東住吉区のヤンマースタジアム長居発着の42・195キロで行われた。夏の世界選手権(米ユージン)の代表選考会を兼ね、24年パリ五輪の代表選考会「マラソングランドチャンピオンシップ(MGC)」への出場権が懸かった最初のレースで、松田瑞生(26=ダイハツ)が自己ベストを更新し、大会新記録となる2時間20分52秒で、3度目の優勝を飾った。2位は自己記録の2時間22分29秒の上杉真穂(26=スターツ)で、3位には松下菜摘(27=天満屋)が2時間23分05秒で入った。日本人2位以内で2時間23分18秒以内でゴールした松田と上杉は、米ユージンでの世界選手権の派遣権利を獲得。また、6位以内で2時間27分00秒をクリアした上位6人がパリ五輪選考会となるMGC(23年秋)の出場権を手にした。

 レース後、松田は「率直に悔しかったです。自分の目標は達成できませんでした」と言い、地元・大阪での3度目の優勝には「ひたむきに頑張った結果がこういう良き結果につながったことは素直にうれしく思います」と話した。そして「果敢に前半から攻めたことがこの結果につながったんだと思います」とレースを振り返り、次の目標について「世界陸上という目標に向かって頑張ってきたので、それが内定することを願って待ちたいと思います」と語った。

 レースは、松田と上杉真穂(26=スターツ)で先頭集団を形成し、最初の1キロを3分25秒、5キロを16分28秒、10キロを33分02秒で通過。佐藤早也伽(27=積水化学)、松下菜摘(27=天満屋)、谷本観月(27=天満屋)、阿部有香里(32=しまむら)、岩出玲亜(27=千葉陸協)、加藤岬(30=九電工)が第2集団に入った。

 先頭を争う松田と上杉の20キロ通過は1時間06分20秒。25キロ過ぎに上杉が遅れ、松田の独走となった。松田は30キロを1時間39分15秒で通過。そのまま順調にペースを刻み、トップでゴールに飛び込んだ。

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