東北福祉大4年の杉原大河が8バーディー、ボギーなし64トップ通過!マイナビABC選手権マンデー予選会

[ 2021年11月1日 18:15 ]

マイナビABC選手権マンデートーナメント ( 2021年11月1日    ABCGC )

マンデー予選会をトップ通過した杉原大河(東北福祉大4年)
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 男子ゴルフのマイナビABC選手権(賞金総額1億5000万円、優勝賞金3000万円)は11月4日から4日間、兵庫県加東市のABCGC(7217ヤード、パー72)で行われる。1日にはマンデートーナメント(参加105人)が本戦と同じABCGC(7027ヤード、パー72)で行われ、8バーディー、ノーボギーの64で回ったアマチュアの杉原大河(21=東北福祉大4年)が8アンダーでトップ通過を果たした。

 世界アマチュアランキング11位・杉原は同1位・中島啓太(21=日体大3年)、同31位・河本力(22=日体大4年)らが来年4月の海外メジャー、マスターズ切符獲得を目指して参戦するアジア太平洋アマチュア選手権(11月3~6日、UAE)をあえて回避し、今週のマイナビABC選手権、次週の三井住友VISA太平洋マスターズ出場を選択した。年内にプロ転向を表明する予定。これも来季の日本ツアー出場権を懸けた3次予選会(11月30日から12月3日)を優先させてのスケジューリングだが、ツアー予選会前のこの2試合を単なる調整の場とは考えてはいない。

 「出るなら上位争いをしたい。それは普通に考えてます。優勝するのは大変だとは思いますけど」

 東北福祉大2年だった2019年10月に下部ツアーの石川遼 everyone PROJECTでアマチュア優勝。その後、2020年9月の日本オープンで5位に食い込み、ローアマチュアを獲得。ツアープロ日本一を決める2021年6月の国内メジャー、日本ツアー選手権では大会史上初のアマチュア出場を果たし、3位に食い込んでいる。プロでも即通用する下地をアマチュア時代に築いてきた。頭の片隅には9月のパナソニック・オープンを制した中島啓太に続くツアー史上6人目のアマチュア優勝もある。

 高弾道の球でキャリーを稼ぐ300ヤード超の飛距離が最大の武器。その打球の高さを抑えるために普段からロフト8・5度のドライバーをさらに7・2度にチューンアップして使っているというから驚きだ。比較的距離の短いABCGCではこのドライバーを握るのは14ホール中わずか6ホール。ティーショットには飛距離260ヤードの2Iと飛距離290ヤードの3Wを多用しながらコースを攻略していくプランを練っている。

 この日のマンデー予選会でも好調なティーショットを背景に全18ホールでパーオンを果たし、8バーディーを量産した。2年連続のローアマチュアを目指した3週前の日本オープンはティーショットの乱れから予選落ちを喫したが、アドレス時の重心位置のズレに早い段間で気付き、この2週間できっちり修正。本戦を前に十分な手応えを得ることができた。大きな希望を持って臨む4日間72ホールとなる。

 <マンデー予選会通過者>
(1)@杉原大河64(2)@藤井想大66、森本雄64、H・リー64、@出利葉太一郎66、北村晃一64(7)西山大広67、大堀裕次郎67、伊藤有志67
※@はアマ

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2021年11月1日のニュース