設楽悠太“博多ラストラン”エントリー 瀬古氏「まだ俺はいるというのを見せて」12・5福岡国際マラソン

[ 2021年11月1日 14:39 ]

設楽悠太
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 今年の大会を最後に終了する福岡国際マラソン(12月5日、平和台陸上競技場発着)の大会事務局は1日、国内招待選手を発表し、元日本記録保持者の設楽悠太(29=ホンダ)が“博多ラストラン”にエントリーした。

 設楽のフルマラソンは20年3月の東京以来。オンラインで会見した日本陸連の瀬古利彦副会長は注目選手に設楽を挙げ「(引退した)大迫選手のライバルだった彼の走りもすごく楽しみにしている。日本記録を出したときの力を出して、若手にまだ俺はいるんだというところを見せて欲しい」とハッパを掛けていた。

 設楽以外の招待選手では、プロランナーの川内優輝(34=あいおいニッセイ同和損保)や東京五輪マラソン代表補欠の大塚祥平(27=九電工)、今年のびわ湖毎日で3位に入った成長株の細谷恭平(26=黒崎播磨)らがエントリーしている。

 福岡国際は五輪や世界選手権の男子日本代表選考会を兼ねた大会として開催され、過去には1978年大会から瀬古利彦が3連覇を達成。18年大会では服部勇馬(27=トヨタ自動車)が日本人選手として14年ぶりに優勝。コロナ下で行われた20年大会は吉田祐也(24=GMOインターネットG)が制した。

 市民参加型の大規模大会に比べ、エリート選手のみの大会は不採算となったことなどにより、今年3月に大会終了が発表。男子マラソンではびわ湖毎日マラソンが同様の理由で今年2月の大会を最後に滋賀での開催を終え、大阪マラソンに統合した。

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2021年11月1日のニュース