ウィザーズもラプターズも敗れる ブルズは“四半世紀ぶり”の開幕4連勝

[ 2021年10月26日 12:27 ]

きびしい表情を見せるウィザーズのビール(AP)
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 八村塁(23)がまだ合流していないウィザーズは25日、敵地ブルックリン(ニューヨーク州)でネッツに90―103(前半42―59)で敗れ、今季3戦目で初黒星。昨季得点部門2位のブラドリー・ビール(28)は19得点で3点シュートの成功は13本中3本だった。新加入のスペンサー・ディンウィディー(28)は、5季在籍した古巣との対戦となったが10得点どまり。チームの3点シュートの成功率は23・1%(39本中9本)と低調だった。

 カイリー・アービング(29)を新型コロナウイルスのワクチン未接種の影響で欠いているネッツは2勝2敗。東京五輪の米国代表だったケビン・デュラント(33)が25得点を稼ぎ、ジェームズ・ハーデン(32)は14得点と9アシストをマークした。

 昨季までスパーズに在籍していたガードのパティー・ミルズ(33)は3点シュートを9本中5本成功させて21得点。新天地ネッツでの4戦を終えて、昨季41・2%だった成功率は64・0%(25本中16本)にまで上昇している。

 パスカル・シアカム(27)と渡辺雄太(27)を故障で欠いているラプターズは地元トロントでブルズに108―111(前半51―54)で競り負けて1勝3敗。第3Q2分54秒で20点差のビハインドとなりながら、第4Qの残り4分49秒に2点差まで急追したが反撃もあと一歩およばなかった。

 OG・アヌノビー(24)がチーム最多の22得点。開幕からの3試合でいずれも20%台に低迷していた3点シュートの成功率は40・0%(30本中12本)に達し、先発全員を含む6人が2ケタ得点を記録したものの、ホームでは今季3戦全敗となった。

 ブルズはマイケル・ジョーダン(現ホーネッツ・オーナー)を擁してファイナルで5度目の優勝を飾った1997年(12戦全勝)以来となる“四半世紀ぶり”の開幕4連勝。スパーズから移籍してきたデマー・デローザン(32)が、2009年から9シーズン在籍した古巣ラプターズを相手にチーム最多の26得点を挙げた。

 昨季のファイナルを制したバックスはインディアナポリスでペイサーズに119―109(前半66―57)で勝って3勝1敗。ファイナルでMVPとなったヤニス・アデトクンボ(26)は30得点、10リバウンド、9アシスト、2ブロックショットを記録している。

 <25日の結果>
ブルズ(4勝)111―108*ラプターズ(1勝3敗)
*ネッツ(2勝2敗)104―90ウィザーズ(2勝1敗)
バックス(3勝1敗)119―109*ペイサーズ(1勝3敗)
*ヒート(2勝1敗)107―90マジック(1勝3敗)
*ホークス(2勝1敗)122―104ピストンズ(4敗)
セルティクス(2勝2敗)140―129(延長)*ホーネッツ(3勝1敗)
キャバリアーズ(2勝2敗)99―87*ナゲッツ(2勝1敗)
*クリッパーズ(1勝2敗)116―86トレイルブレイザーズ(1勝2敗)
 *はホームチーム

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