プレーオフなのに「レギュラーシーズン」?! ラグビー新リーグの呼称変更に波紋

[ 2021年10月26日 19:07 ]

ジャパンラグビーリーグワン
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 来年1月に開幕するラグビーの新リーグ「リーグワン」の主催者は26日、大会フォーマットの区分の一部を変更し、リーグ戦と1部の上位4チームによるプレーオフトーナメント、入れ替え戦の全てを「レギュラーシーズン」と呼称すると発表した。今月4日の発表では、プレーオフトーナメントと入れ替え戦については「ポストシーズン」と区分していた。

 オンラインでブリーフィングを行った東海林一専務理事は、「フォーマットに変更はない」と説明。変更理由については「1部はプレーオフの結果が最終順位となる。位置づけとしてポストシーズンと呼ぶよりも、レギュラーシーズンと呼ぶ方が的確」と話した。5月に閉幕したトップリーグではプレーオフの出場試合数などは個人の通算記録に含めなかったが、リーグワンでは公式記録としてカウントされることになる。

 一方でトライや得点などの各種個人タイトルについては、プレーオフや入れ替え戦に出場しないチームとの試合数に差異が生まれるため、東海林氏は「記録の平等性ということでは考慮が必要。不平等がないようにする」と説明。リーグ戦の記録のみで個人タイトルを決定する方針を示した。

 今回の呼称変更に際しては、プロ野球などの国内の他競技、海外の主要スポーツのリーグにおいても、「レギュラーシーズン」と「ポストシーズン」として区分されており、混乱を招く可能性が高い。ブリーフィングに参加したスポニチを含むメディア各社からも疑義を呈された東海林氏は、「(再考を)検討したい」と応じた。

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2021年10月26日のニュース