クリッパーズが崖っ縁で2勝目 サンズの28年ぶりファイナル進出はおあずけ

[ 2021年6月29日 12:46 ]

反則を犯したモリスSRをなだめるクリッパーズのジョージ(AP)
Photo By AP

 NBA西地区決勝は28日、アリゾナ州フェニックスで第5戦を行い、第4シードのクリッパーズが116―102(前半59―52)で、第2シードで地元のサンズを下して2勝3敗。7試合連続で欠場となったカワイ・レナード(29)に続いて、先発で起用されていたセンターのイビツァ・ズバッツ(24)も膝の故障で今季初めて戦列を離れたが、ポール・ジョージ(31)が今季自己最多の41得点と13リバウンド、6アシストをマークし、レジー・ジャクソン(31)も23得点、マーカス・モリスSR(31)も第1Qの13得点を含む22得点を稼ぐなど、ベテラン陣が奮闘して崖っ縁で踏みとどまった。

 クリッパーズは今ポストシーズンのロードでは5勝4敗。第3Qの3分33秒にこの試合で初めてリードを奪われたが(61―62)、ここから連続10点を奪って主導権を奪い返した。フィールドゴールの成功率はサンズが45・7%だったのに対してクリッパーズは54・2%。フリースローも15本中14本を決めるなど、安定したシューティングで敵地で貴重な白星をものにした。

 勝てば28年ぶり3回目のファイナル進出が決まっていたサンズは苦杯。東京五輪の米国代表に選出されているデビン・ブッカー(24)が31得点、NBA16シーズン目で初のファイナル進出を目指すクリス・ポール(36)は22得点と8アシストを記録したが、リード(1点)したのは第3Q途中のわずか20秒間のみだった。

 なお第6戦はクリッパーズの地元、カリフォルニア州ロサンゼルスで30日に行われる。

 <西地区決勝の結果と日程>
 ▼第1戦(20日=フェニックス)〇サンズ120―114●クリッパーズ
 ▼第2戦(22日=フェニックス)〇サンズ104―103●クリッパーズ
 ▼第3戦(24日=ロサンゼルス)●サンズ106―92〇クリッパーズ
 ▼第4戦(26日=ロサンゼルス)〇サンズ84―80●クリッパーズ
 ▼第5戦(28日=フェニックス)●サンズ102―116〇クリッパーズ
 ▼第6戦(30日=ロサンゼルス)
 ▼第7戦(7月2日=フェニックス)
 *日付は現地時間。第7戦の実施は結果次第

続きを表示

この記事のフォト

2021年6月29日のニュース