全柔連、山下泰裕会長が3期目続投「腹くくり、できること尽くす」JOC会長と兼任継続

[ 2021年6月29日 18:59 ]

全柔連の山下泰裕会長
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 全日本柔道連盟(全柔連)は29日、オンラインで評議委員会、臨時理事会を開催し、役員改選で山下泰裕会長の3期目続投が決まった。山下会長は「あと1期、腹をくくって、多く人の力を得てできることを尽くそうと思って引き受けた」と語った。任期は2年間。2期目に入った日本オリンピック委員会(JOC)会長との兼任は継続となる。

 山下会長は前事務局長のパワーハラスメント疑惑への対応を巡り、日本オリンピック委員会(JOC)会長との両立の難しさを理由に2月には辞意とも取れる発言をしていた。「職務を全うできていなかった。こんな俺が全柔連の会長でいいのかと自問する日が続いていた」と吐露し「先輩方から厳しい叱責(しっせき)を受けた。いろんな方が逃げるな、受けろという意味を込めて(会長)推薦の話があった」と話した。

 3期目は、後進育成も重要課題となる。山下会長は「世代交代、新陳代謝。私だけでなく理事会を含め真剣に議論する必要がある」とした。

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