男子やり投げ 16年リオ代表の新井涼平が優勝 来年の五輪へ「命を懸けて投げる」

[ 2020年7月27日 05:30 ]

男子やり投げ決勝で73メートル99で優勝した新井涼平
Photo By 共同

 陸上の東京選手権最終日の26日、各種目の決勝が東京・駒沢陸上競技場で行われ、男子やり投げは16年リオデジャネイロ五輪代表の新井涼平(29=スズキ)が73メートル99で優勝した。男子三段跳びは池畠旭佳瑠(ひかる、25=駿大AC)が日本歴代9位となる16メートル75の大会新記録で制した。

 男子やり投げの新井は、練習場が使えない期間に足場の悪い河原で石を投げてきた“山ごもりトレ”の成果を発揮する機会がお預けとなった。雨風という不運も重なり、成功は6本中2本。「やりに力が伝わらなかった」と頭をかいた。試合で気持ちをつくっていくタイプだけに、来月の静岡県選手権、ゴールデングランプリ(東京)と連戦を組んだ。

 開幕まで1年を切った東京五輪に向け「命を懸けてでも投げないといけない」と静かな闘志を燃やしていた。

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2020年7月27日のニュース