米フロリダ州で感染判明者が1日で1万人を突破 NBAでは選手25人が陽性反応

[ 2020年7月3日 08:51 ]

1日の感染判明者数が1万人を突破したフロリダ州ハリウッドビーチのレストラン(AP)
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 米フロリダ州で2日、新型コロナウイルスの感染判明者がついに1万人を突破。これまでの最多数は6月27日の9585人だったが、それを524人上回る1万109人を記録した。1日で5000人以上が陽性反応を示したのは9日連続。すでにメジャーリーグ・サッカー(MLS)の各チームが再開シーズンの舞台となる同州オーランドに入り、NBAの22チームもそのオーランドで9日以降にミニ・キャンプをスタートさせるが、プロスポーツ界にとってはきわめてきびしい状況となっている。

 NBAではミニ・キャンプを前にして6月24日から29日の間に選手とスタッフに対して検査を実施。AP通信によれば、選手は新たに9人の感染が判明し、6月23日の検査と併せて合計では25人となった。スタッフも884人中10人が感染。陽性率は選手が7・1%でスタッフが1・1%と、前週から連日14%以上となっているフロリダ州の数値よりは低いものの、選手の陽性率はじりじりと上がっている。

 フロリダ州の感染判明者の合計は16万9106人。入院患者は1万5000人を超え、医療体制への懸念も強まっている。7月30日にシーズンを再開させるNBAは試合用のアリーナと宿泊用のホテルが3つ、練習会場は7つと、22チームが使用する施設が“共用”となっているだけに、難しい対応を迫られそうだ。

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