鈴木愛 プレーオフで敗北 拍手で祝福も…“女王の顔”チラリ

[ 2020年6月30日 05:30 ]

女子ゴルフツアー アース・モンダミン・カップ最終日 ( 2020年6月29日    千葉県・カメリアヒルズCC=6622ヤード、パー72 )

しゃがみこむ鈴木愛(Getty Images/JLPGA提供)
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 渡辺のウイニングパットが決まった瞬間、笑顔で拍手を送った鈴木愛(26=セールスフォース)の顔がリモート会見では一変。険しい女王の顔に戻っていた。

 「結果、優勝争いして負けてるんで。うれしくもないし、残念としか言いようがないです」。8、14、16番のバーディーで3度、首位に並んだが、一度も抜け出すことはできず。最終18番では入れば優勝という7メートルのバーディーパットがカップに5センチ届かず。ほぼ同じ場所から強気に狙ったプレーオフのバーディーパットもカップをなめて天を仰いだ。

 今大会は難易度1位の9番パー3で2日目に6、3日目に5を叩いた。昨季の鈴木のダブルボギー率は0・5487で1位。182ホールに1回という日本で最もダブルボギーを打たない鈴木がこのホールだけで2日間5オーバー。開幕はもう少し先と見込んだことによる調整不足が大事な場面で顔を出した。

 「韓国の選手がいたら順位も変わってたと思います」。元世界1位・申ジエら韓国勢が入国制限のため欠場。2年連続賞金女王を狙う日本のエースとして鈴木は自分に厳しい目を向けている。

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2020年6月30日のニュース