【服部道子の目】勝敗分けた「最終日1日順延」考えすぎた若手に重圧、経験生きたベテラン勢

[ 2020年6月30日 05:45 ]

女子ゴルフツアー アース・モンダミン・カップ最終日 ( 2020年6月29日    千葉県・カメリアヒルズCC=6622ヤード、パー72 )

優勝セレモニーで笑顔の渡辺(Getty Images/JLPGA提供)
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 渡辺選手の一番の勝因は、ドライバーショットが安定していたことだと思います。5年前に優勝した時は、パワーフェードを持ち球としていましたが、世界を見据え、数年前からドローも打てるようにスイング改造に取り組みました。その結果、自分の感覚や縦の距離感が合わなくなり、迷路にはまってしまった。

 この試合ではそれが一変していました。スイングがシンプルかつコンパクトになり、頭が上下する動きや横へのズレが全くなくなりました。体幹がしっかりして、思い切り振ってもタイミングがズレることはなかった。浮き沈みのないスイングで無駄がはぶけ、軽く振っても効率良く飛ぶ。今後に向けて、とても自信になる優勝だと思います。

 今大会は若手の活躍も目覚ましかったです。無観客でプロアマ戦もなく、自分のペースで試合に集中できたのも良かったのでしょう。ただ、雨で1日休みができたことで、経験が少ない分だけ逆に考える時間が増え、プレッシャーが大きくなってしまったのかもしれません。そういう面では、渡辺選手や鈴木選手のように場数をたくさん踏んでいる選手の方がうまく対処できたのではないでしょうか。

 予選落ちした渋野選手は米ツアーやメジャーで戦うことを想定して、パワー重視のスイングに変えてきた印象です。昨年のように気持ち良く振るというより、開幕戦は少しボールに気持ちが向かっているような力みを感じました。ただ、次の試合では、しっかり修正してきてくれるはずだと期待しています。(東京五輪日本代表女子コーチ、プロゴルファー)

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