全米大学男子バスケットボールのMVPにデイトン大のトッピン これが5冠目

[ 2020年4月8日 11:13 ]

ジョン・ウッデン賞を受賞したデイトン大のトッピン(AP)
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 全米大学男子バスケットボールの最優秀選手に与えられるジョン・ウッデン賞に、今季29勝2敗でAP通信のランキングで3位となっていたデイトン大のフォワード、オビ(オバディア)・トッピン(2年=206センチ、110キロ)が選出された。トッピンはジェームズ・ネイスミス賞(AP通信選出)、オスカー・ロバートソン賞(記者協会選出)、コーチ協会選出の各最優秀選手賞を含め、シーズンMVP主要6部門のうち5部門で受賞。今季は31試合に出場し、平均31・6分のプレータイムで20・0得点、7・5リバウンドをマークし、全米屈指のオールラウンダーとしてチームの躍進に大きく貢献した。

 デイトン大(オハイオ州)は渡辺雄太(NBAグリズリーズ)の母校、ジョージワシントン大が所属しているアトランティック10(全14校)のチームで、同カンファレンスからのジョン・ウッデン賞受賞は2004年のジャミアー・ネルソン(セントジョセフ大→NBAマジックほか)以来、16年ぶりとなった。

 2年生ながらすでに22歳のトッピンはニューヨーク州ブルックリンの出身で、家族はその後フロリダ州に移住。高校にはフロリダ、ニューヨーク両州で3校通ったが、いずれもNCAAの1部校からはリクルートされず、メリーランド州ボルティモアのプレップスクール(マウント・ザイオン)でのプレーを評価されてようやく大学進学を果たした遅咲きの選手。パワーフォワードのサイズながら、今季の3点シュートの成功率は39・0%と高く、6月のNBAドラフトでも上位指名が予想されている。

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