ウルフ、内定維持訴え!全柔連の対応「遅い」代表選手の思い代弁“覚悟の指摘”

[ 2020年3月27日 05:30 ]

囲み取材に答えるウルフ・アロン(撮影・篠原岳夫)
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 柔道男子100キロ級のウルフ・アロン(24=了徳寺大職)が26日、延期が決まった東京五輪代表の内定維持を訴えた。出身地の東京都葛飾区のトップアスリート認定を受け、同区役所を表敬訪問。内定維持を即決する他競技団体もある中、全日本柔道連盟内には再選考案も浮上していることに触れ、対応の遅さを指摘。すでに決まっている他の代表選手の思いを代弁した。

 卓球やマラソンなどで内定維持が即決される中、宙に浮いた柔道代表13人の思いを、ウルフが代弁した。「20年まで一番強かった選手で(五輪は)競い合うのが筋。逆の立場(代表漏れ)なら、再選考でも代表に入りたいとは思わない」。さらに、4月5日には男子66キロ級で丸山城志郎(ミキハウス)と阿部一二三(日体大)が東京五輪の代表争いで雌雄を決する中で、内定の取り扱いは4月中旬以降の判断とした全柔連の対応についても「みんな遅いと思っている」と断じた。

 仮に再選考となっても「勝つ自信はある。動揺はない」と言い切るように、決して既得権に固執しているわけではない。新型コロナウイルスの世界的感染拡大により、今後も国際大会の再開は見通せない。選考材料が不足する状況で再選考しても、結局顔触れは変わらず、選手が無駄に消耗する可能性も高い。「ちゃんと決めて会見もした。(全柔連は)自信を持って“今の選手で行く”と言ってもいいはず。逆に何を危惧しているのか分からない」と訴えた。

 昨年12月に手術した右膝に再び痛みが出て、3週間前から乱取りをやめているウルフにとって、延期自体は「かなりプラス。ちょっと喜んだ」と歓迎している。「しっかりリハビリしたい。さらに強い自分を五輪で見せられる」と金メダル獲得を約束した。

 25分を超える大放談を終えると、「多分怒られると思います」と笑ったウルフ。それでも後悔はない。死に物狂いでつかんだ権利を主張するのは当然。柔道界に一石を投じた。

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