渋野神話だ!!逆転女王で語り継がれる パワースポット「高千穂峡」でリフレッシュ 28日開幕リコー杯

[ 2019年11月26日 05:30 ]

チャンプ(右端)と笑顔でハイタッチする渋野(右から2人目)、左からは勝みなみ、石川遼(撮影・沢田 明徳)
Photo By スポニチ

 女子ゴルフの大王製紙エリエール・レディースで国内4勝目を挙げた渋野日向子(21=RSK山陽放送)が25日、深夜移動の強行スケジュールを経て宮崎入りした。朝からテレビ番組の収録を済ませると、午後には「キヨキヨしてくる」と“神話の里”高千穂峡でリフレッシュ。賞金女王となる可能性を残す28日開幕の最終戦、ツアー選手権リコー杯(宮崎CC)へ英気を養った。

 賞金女王が懸かる大事な試合を前にしても、譲れないものがある。「久しぶりにキヨキヨしてきま~す!」。午前中のテレビ番組収録を終えた渋野は、弾むような声で高千穂観光を宣言した。

 サッカーの本田圭佑が「清々(すがすが)しい」を誤読した「キヨキヨしい」に由来する。8月の軽井沢観光で初めて披露した“しぶこ節”を再びサク裂させた。今季も31戦目。体を休めたいところだが「リフレッシュも必要だと感じている。なかなか宮崎にも来られないし、観光地には行きたい」と渋野。宮崎の旧国名は「日向」。「自分の名前の文字があるし、身近に感じている。3月に来たときは海岸に行ったので、今回は林です」とどこまでも前向きだった。

 前日は松山で逆転優勝。その余韻に浸る間もない強行軍だ。松山からフェリーで大分に上陸し、車で宮崎市内のホテルに到着したのは深夜1時すぎ。わずか3時間30分の睡眠で、午前8時30分からテレビ番組の収録に参加した。それでも、疲れはみじんも見せず「大変だったけど、道中はずっと寝ていたので。あはは。とても元気です。今日も楽しくて、眠気も覚める一日でした」と笑い飛ばした。

 鈴木愛との差は約1511万円。最低でも単独2位以内が必要だが「なるべく考えない。自分のプレーができれば結果はついてくると思う」と無欲を強調する。前週は3日間を終えた段階で優勝を意識したが、「最終日にノーボギーで、あのスコアで回れて優勝できたのは今までと違う」と自身の成長も感じている。パワースポットで心身を清め、いざ最終決戦へ。神話の国で、新たな伝説が誕生するかもしれない。

 ◇特別番組「京セラ・フェニックスチャレンジ」
 ※TBS系列で12月22日午後4時放送

続きを表示

この記事のフォト

2019年11月26日のニュース