キンクミ復調、3位浮上!スイング改造で球筋安定

[ 2019年7月28日 05:30 ]

女子ゴルフツアー センチュリー21レディース第2日 ( 2019年7月27日    埼玉県比企郡鳩山町 石坂GC=6470ヤード、パー72 )

金田久美子
Photo By 共同

 金田久美子(29=スタンレー電気)が、71と伸ばし通算4アンダーで3打差の3位に浮上した。スイングに悩んでスランプに陥っていたが、ようやく復調の兆しをつかんだ。2位で出た稲見萌寧(19=都築電気)が69で回り、通算7アンダーで単独首位に立った。原英莉花(20=日本通運)は、72の通算5アンダーで2打差の2位に後退した。

 元祖天才少女の金田が、久しぶりに優勝争いに顔を出してきた。「全体的に良いゴルフができました。(3週前の)資生堂の時からいい球が打てるようになって、調子が良かった時の状態に近づいています」。4年前からスイング改造に着手。試行錯誤の末に1カ月前から人さし指側に力を入れて握っていた左手のグリップを、小指と薬指に力を配分するように変えたところ球筋が安定。10、11番で9Iの第2打を2・5メートルにつけ連続バーディーを奪うなどスコアをまとめた。

 へそピアスやギャルファッションで注目を集めた“キンクミ”も8月14日で30歳になる。「中学の時は30歳はおばさんだなと思っていた。その頃は25歳くらいでゴルフをやめて結婚して子供がいるイメージだった」と苦笑いする。首位の稲見はちょうど10歳下、2位の原英は9歳下の黄金世代だ。「彼女たちは飛ぶし上手。若いっていいなと思います。自分もアマの頃はすぐに勝てると思っていましたけど、今はそんなに甘くないなと。明日は自信を取り戻せるようなゴルフをしたい」と控えめに話していた。

続きを表示

2019年7月28日のニュース