ウォリアーズの共同オーナーが出入り禁止 罰金5400万円 蛮行に厳罰

[ 2019年6月7日 14:32 ]

退席を命じられたマーク・デービス氏(審判の前にいる男性=AP)
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 NBAは6日、ウォリアーズの共同オーナーの1人、マーク・スティーブンス氏(59)に対して50万ドル(約5400万円)の罰金を科し、リーグのあらゆる試合とイベントに関して1年間の“出入り禁止”を命じた。

 同氏は5日にカリフォルニア州オークランドで行われたファイナル第3戦をコートサイドの最前列で観戦中、ルーズボールを追って自身の2つ横の席に飛び込んできたラプターズのカイル・ラウリー(33)に接触。罵声を浴びせながらラウリーの左肩を手で押したために、ラウリーは「あのような行為をすればいる場所はない」と試合後の会見で怒り心頭だった。

 スティーブンス氏は23億ドル(約2500億円)の資産を保有する実業家。ウォリアーズ側は「スティーブンス氏の行為は我々が望む規範を逸脱している。とても残念な出来事で、ラウリー選手とラプターズには心からお詫びする」と謝罪したが、本人はまだ何の反応も示していない。

 なおファイナル第4戦は7日(日本時間8日)に第3戦と同じオークランドのオラクルアリーナで開催されるが、ふくらはぎを痛めて5月8日を最後に戦列を離れているウォリアーズのケビン・デュラント(30)はこの試合でも欠場。第2戦で太腿を痛め、第3戦でプレー機会のなかったクレイ・トンプソン(29)は出場することになった。

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