萩野8月にも復帰 W杯か9月国体で「やめるのは今じゃない」

[ 2019年6月7日 05:30 ]

取材に応じ笑顔を見せる萩野
Photo By 共同

 競泳の16年リオデジャネイロ五輪男子400メートル個人メドレー金メダリストで、不振のため3月から無期限休養していた萩野公介(24=ブリヂストン)が6日、都内で取材に応じ、5月から母校・東洋大のプールで練習を再開したことを明らかにした。休養中にリフレッシュし、東京五輪で複数の金メダルを獲得する決意を改めて表明。早ければ8月のW杯東京大会でレース復帰する考えも明かした。

 萩野が2月のコナミオープン以来、約4カ月ぶりに公の場に姿を見せた。ベスト体重より5キロ重い77キロでややふっくらした顔つきながら、直前のギリシャ旅行で日焼けしたという表情は明るい。約1カ月前から「泳ぎたいという欲求を感じ取って」プールに入り始め、今月4日からは東洋大の練習に部分合流したことを明かした。

 コナミオープンは予選で精彩を欠き、決勝を棄権。練習の成果を出せずに「結果に対して泳ぐ前から不安になっていた。自分で自分を追い詰めていた」という。指導を受ける日本代表の平井伯昌ヘッドコーチに「水泳が嫌いになりつつある」と初めて本音で相談し、休養を決断。「引きこもるとまずい」と一人で海外旅行をしたり、友人らと会って自分の気持ちを確かめた。欠場した4月の日本選手権前に、地元・栃木の関係者から「引き際は自分で決めろ」と言われ、「このまま終わっていいのか。もっと高みを目指したい。やめるのは今じゃない」と覚悟を固めた。

 今後のターゲットは東京五輪代表の最終選考会を兼ねる来年4月の日本選手権。復帰戦は8月のW杯か9月の茨城国体を検討しており、「どちらかには出たい」と話した。ブランクによる不安を問われると「全くない」と即答。「東京五輪の目標は複数種目の金メダル獲得。そこはぶらさずにやっていこうと思う」と言い切った。

 ▼平井伯昌コーチ (萩野は)休んだことによるマイナス面も大きい。道は厳しいぞ、と言いたい。自覚を持って頑張ってもらいたい。日本の水泳にとっては、いいニュースだ。

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