田中希実　１秒差で競り勝ちＶ　クロカンに苦手意識も「少し克服できた」

日本選手権クロスカントリー （ 2019年2月23日    福岡県・海の中道海浜公園 ）

シニア女子８キロを制した田中
Photo By スポニチ

　世界クロスカントリー選手権の代表選考を兼ねて行われ、シニア女子８キロは田中希実（ＮＤ２８ＡＣ）が２６分４３秒で初優勝した。

　昨夏のジャカルタ・アジア大会５０００メートル代表の山ノ内みなみ（京セラ）とデットヒートを繰り広げたが、ラスト２００メートルで仕掛けた田中が１秒差で競り勝った。８キロ走ったのは初めてといい、「走りきれるかなと思っていたので、ほっとしています」と話した。

　これまで砂や一つ一つの障害物などクロスカントリーには苦手意識があったものの、「少し克服できたと思います」と自信がついた。世界クロスカントリー選手権の出場権を獲得。４月のアジア選手権代表にも選出されており、「２つの国際大会を走れる自力をもっとつけていきたいと思います」と誓った。