璃花子と泳ぎたい!東京五輪日本リレー枠獲得へ「一致団結」

[ 2019年2月14日 05:30 ]

また一緒に泳ごう!!東京五輪出場権へリレー種目に全力を注ぐ
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 日本水泳連盟は13日、都内で競泳委員会を開催した。池江の白血病公表から一夜明け、日本代表ヘッドコーチを務める平井伯昌委員長(55)はリレー種目での五輪切符獲得に全力を注ぐ方針を示した。リレー種目の五輪出場権獲得は、7月の世界選手権(光州)で12位以内が条件。昨夏のアジア大会で400メートルリレー、800メートルリレー、400メートルメドレーリレー、男女混合リレーの4種目に出場し、2種目の日本新記録に貢献した池江の離脱は大きな痛手だ。

 平井委員長は「池江璃花子選手のことを受けて、会議の冒頭に“一致団結しよう”という話をしました。リレーで五輪切符を獲るために選ばれた選手をしっかり強化しなければいけない」と強調。「少しでも彼女を応援できるように、一人一人の力を高めていかないといけない。12位の目標もできないことはない」と力を込めた。

 世界選手権のメンバー選考会となる日本選手権(4月2〜8日)、ジャパンオープン(5月30日〜6月2日)後にリレー種目の強化策の細部を固める方針。東京五輪出場を諦めずに闘病を続ける池江に希望を与えるためにも、リレー種目での活躍の舞台を整えてエースの復活を待つ。

 ▽池江の東京五輪リレー出場条件 東京五輪リレー種目には16カ国が出場。7月の世界選手権(韓国・光州)では12カ国に東京五輪出場権が与えられる。池江が東京五輪でリレーに出場するには日本が出場権を確保した上で、池江自身が20年日本選手権で派遣標準記録を突破することが条件となる。

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