錦織 3週間ぶり実戦 慣れぬ室内コートに苦戦も逆転勝ち

[ 2019年2月14日 05:30 ]

男子テニス ABN・AMROワールド ( 2019年2月12日    オランダ・ロッテルダム )

<ABN・AMROワールド>シングルス1回戦で勝利し、歓声に応える錦織
Photo By 共同

 シングルス1回戦で第1シードの錦織圭(日清食品)がピエールユーグ・エルベール(フランス)に3―6、6―1、6―4で逆転勝ちした。2回戦ではエルネスツ・ガルビス(ラトビア)と対戦する。錦織は右太腿の痛みで途中棄権した全豪準々決勝以来、約3週間ぶりの実戦。ショットが安定せずに第1セットを落としたが、第2セットを1―1から5ゲーム連取で奪い返して流れを引き寄せた。

 リズムをつかむのに時間はかかったが、我慢強く流れを引き寄せた。第1シードの錦織は2時間12分で逆転勝ち。「大事なところを取り切れない部分もあったが、プレー内容は悪くなかった」と喜んだ。

 第1セットは3―3の第7ゲームで5度のブレークチャンスを生かせず、3―6で落とした。慣れない室内コートとボールの質に苦戦。ラケットのフレームに当てたり、天井まで打ち上げたりしたが、徐々に順応した。「エラーは確実に減っていった」と第2セット以降はブレークを許さなかった。

 世界7位は出場選手の中で最上位。ツアー優勝が期待されるが「今はランキングを考えることはあまりない」と平常心を保つ。次は昨夏に芝のウィンブルドン選手権で逆転勝ちしたガルビスが相手。「芝とは全然違うので、ハード(コート)でのプレーをチェックしないといけない。サーブ、フォアハンド、バックハンドとフラットで強めのボールを打ってくる」と警戒した。

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2019年2月14日のニュース